ギターラと娘たち
ギターラの独特の音色と輪郭に魅せられて、この楽器を手にしてから早 19 年の月日が経つ。気が付けば、このところは日常の忙しさにかまけて楽器ケースを開ける頻度そのものも落ち込んでいる。いつのまにか、ポルトガルとの関わりは、日々痛飲するワインだけになりつつある。
始めて一年になる 7 歳の娘のピアノが随分聴き映えのするものになった。何につけ子供の成長にはいつも驚かされる。それに引き替え、である。これではいけないと、年末にギターラの弦を交換した。当面は、好きな時に好きな曲を好きに弾くつもりだ。
7 歳と 5 歳、二人の娘がギターラのことを「ギター」だと思い込んでいることだけが、目下の心配の種である。
(2022.4.22『Ponte de Encontro』No.1に寄稿)
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