ポルトガルワインの魅力について

 最初に断わっておくが、私はワインの専門家でもなければ、ポルトガルワインに関してとりわけ詳しいわけでもない、ただの安ワイン愛好家(要するに酒飲み)である。ニューワールドをはじめとして群雄割拠の感がある安ワインの中でも、ひいき目ではなく、ポルトガルワインは、ワイン伝統国であるにもかかわらず、コストパフォーマンスに優れている。ワインに使われるブドウの品種もまた独特で、赤ワインであれば、トゥリガ・ナシオナル、トゥリガ・フランカ、ティンタ・ロリス、等々、他国では目にしない固有種のブレンドが主体となっており、その数250種以上にも上るという。

 それにしても、スーパーマーケットはもとより、ワイン専門店においても、ポルトガルワインをあまり見かけないのはどうしたわけか。名古屋・本山にあるワインショップの「Cave de Sensibilite(カーヴ・ド・サンシビリテ)」さんにお聞きしたところによると、ポルトガルワインは確かに美味しいのだが、それを売るためのキーワードに乏しいのだという。せっかくの固有種もブレンドにしてしまっては品種の個性で語ることはできない。だから、ポルトガルというと、マディラやポートのような酒精強化ワイン、あるいはヴィーニョ・ヴェルデの方が、キャラが立っていてショップでは売り出しやすいのだそうだ。

 そんな課題がある中、近年「ポルトガルワイン オンライン検定」なる企画が登場した。充実した資料のダウンロードもできる。会員各位におかれては、ぜひこちらを参照してポルトガルワインの魅力について理解を深められることをお勧めしたい。もちろんお手元にはワインボトルをお忘れなく。


ポルトガルワイン検定

https://wincle.com/portugalwineexam/

(2025.7.25『Ponto de Encontro』No.4に寄稿)

ギタリスタ休業中

ポルトガルギターはそこそこに、子育てしています。

0コメント

  • 1000 / 1000